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トマ・クチュール Thomas Couture (1815-79) による<退廃期のローマ人 Romains de la décadence (1847)>。7月王政下の1846年に政府が注文し、47年に購入した作品。翌年には2月革命 Révolution française de 1848 によって第2共和政に移行する。王政下で退廃するフランスを描いた現実的寓話とみられている。
手前のブロンズはカルポー Jean-Baptiste Carpeaux (1827-1875) による<ウゴリン Ugolin (1863) >。ピサの暴君だったウゴリンが彼の子孫たちと共に飢餓の塔に鎖で繋がれ、空腹から手を噛むのを見て自分たちを食べるよう懇願する様を表している。この作品の鋳型はプチパレ美術館にある。