ダブレットを着たヘンリー8世の肖像画

   depuis  2001

King Henry VIII / National Portrait Gallery

ルネサンス期のこの頃流行していたスラッシュ(切り込み) の入ったプールポワン pourpoint / ダブレットを着たヘンリー8世の肖像画。胸と袖のスラッシュから白いシャツが覗いている。その上に茶色の毛皮の襟付きのコートを着、白い羽付きの黒いボンネットを被っている。
ロンドンの National Portrait Gallery 所蔵。イギリス系オランダ人の作品 (1530-40) とされている。
ヘンリー8世 (1491-1547) はチューダー朝を開いたヘンリー7世 (1457-1509) の次男。アーサー王太子の急死 (1502) により王位につく (1509) 。男子出生を望んで6度の結婚をし三人の子、エドワード6世 (1547-53:三人目の妻ジェーン・シーモア)、メアリー1世 (1553-58:一人目の妻キャサリン・オブ・アラゴン)、エリザベス1世 (1558-1603:二人目の妻
アン・ブーリン) が王位を継いだ。

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