ナンシーのアール・ヌーヴォー建築 3

   depuis  2001

ナンシー最初のアールヌーヴォー建築:ヴィラ・マジョレル Villa Majorelle (1898-1902)。家具職人でナンシー派のアールヌーヴォー運動の装飾家 ルイ・マジョレル Louis Majorelle (1859-1926) の別荘(宅)としてアンリ・ソヴァージュ Henri Sauvage (1873-1932) の設計に基づきルシアン・ヴァイセンブルガー Lucien Weissenburger (1860-1929) が建築した。2014.04.12. 撮影。右側部分は2017年に修復。
アレクサンドル・ビゴ Alexandre Bigot (1862-1927) によるセラミック製のフクシア Fuchsia の花模様の帯状装飾。鋳鉄で作られた雨水の縦樋は水生植物の葉を模倣した金属の留め具によって保持。ナンシー派創設者の一人ガラス工芸家ジャック・グリュベール Jacques Gruber (1870-1936) によるステンドグラスの窓。その右下の窓には成功と繁栄の象徴であるルナリア・アヌナ(ギンセンソウ)のモチーフの鉄格子(壁の上の鉄柵のモチーフもか)。
パリの新進気鋭の建築家だったアンリ・ソヴァージュはこの作品で注目を集めアール・ヌーヴォー建築の旗頭となる。その後、サマリテーヌ等のアール・デコ建築、廉価な集合住宅に進化し近代建築の先駆者となった。

Villa Majorelle (1898-1902) / Henri Sauvage (1873-1932) / Lucien Weissenburger (1860-1929) / Jacques Gruber (1870-1936) / Nancy

Allez le Japon !

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